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お部屋をコーディネートする前に考えたいポイント

お部屋をコーディネートする前には、明確にイメージを持つことが大切です。漠然とおしゃれな部屋にしたいと考えても、どのようなデザインやレイアウトにしたらいいか迷ってしまうことも。そのため、まずはインテリアに関する情報を集めて好みのテイストを見つけるようにしましょう。

例えば、実際にインテリアショップに行き、部屋のデザインや家具の配置を決めていきます。また、インターネット上でもコーディネートを検索できます。インテリアのアイデアを豊富に掲載しているInstagramやPinterestなどのSNSを活用するのもおすすめです。

おしゃれな部屋に仕上げるためのコツ

おしゃれな部屋に仕上げるためのコツを紹介していきます。それぞれのポイントを押さえつつ、コーディネートしてみましょう。

インテリアのテイストは統一する

おしゃれな部屋はインテリアテイストや素材感が統一されています。空間に調和を持たせることで、洗練された雰囲気となります。

例えば、カーテンは北欧風の柄、家具はアジアンテイスト、インテリア小物はブルックリンスタイルというふうに、さまざまなインテリアテイストが混在していると、まとまりがなくなってしまいます。相性の良いインテリアテイストであれば、ミックスすることで、おしゃれな雰囲気を作ることもできますが、相性が悪い場合、ごちゃごちゃした印象を与えてしまいます。

色の取り入れ方にこだわる

部屋をコーディネートする際は、色の数を限定し、統一感を持たせるようにしましょう。配色の際には、まず以下の3色を決めます。

  • ベースカラー
  • アソートカラー
  • アクセントカラー

ベースカラーとは部屋の基調となる色で、全体の70%ほどを占めます。基本的に、床、壁、天井などの内装材にあたる部分に使用される色を指し、ホワイトやベージュなどの色が一般的です。

アソートカラーは、全体の25%ほどの割合で使用するカラーです。主に、ドアや家具、カーテンなどで取り入れ、ベースカラーに合わせてどのような色を使うか決めていきます。
アクセントカラーは部屋の雰囲気を印象づける、アクセントとなる色です。およそ5%の割合で取り入れるとよいでしょう。

配色を決める際は、まずは部屋のイメージを明確にします。まとまった雰囲気を出したい場合は、「茶色×ベージュ」や「オレンジ×黄色」のように、同系色や類似色で組み合わせるとよいでしょう。反対に、コントラストを出したい場合は「黄緑×紫」のように反対色(捕色)を選びましょう。

また、インテリアテイストに合った色を選ぶのもポイントのひとつ。色の彩度や明度など、トーンにも統一感を持たせると、バランスのよい印象になります。

アクセントクロスと星型のペンダントライト

収納方法を工夫する

おしゃれな部屋にするためには、見せる収納と見せない収納をうまく使い分けるようにしましょう。

見せる収納のメリットは必要なアイテムがすぐに見つけられること。また、雑貨やアクセサリーなどのアイテムは、飾って見せることで、ショップのディスプレイのような雰囲気にもなります。

その際は、物を詰め込みすぎないように注意しましょう。余白を残して、抜け感をつくるのがポイントです。また、本は高さをそろえて並べるときれいに見えるでしょう。

見せない収納は、物が見えないように収納されているため、スッキリとした印象になります。ただし、収納場所が分からなくなると探す手間が増えてしまうでしょう。そのため、ラベリングをするなどして、中身がわかるようにしておきましょう。

透明な瓶に入った食品

アクセントになるアイテムを取り入れる

部屋をおしゃれに見せるためには、小物を取り入れてアクセントにしてみましょう。特に、観葉植物は取り入れやすいアイテムのひとつです。フェイクグリーンで手軽に取り入れる方法もあります。

部屋のシンボルにしたければ大きめの観葉植物を。複数飾りたい場合は小ぶりサイズでまとめるか、大・中・小のサイズを混ぜて、小さめの観葉植物を多めに取り入れるとよいでしょう。また、置き場所がなければ吊るすタイプの観葉植物もおすすめです。空間が寂しく感じられる場合、壁面に絵を飾ってみると目を楽しませてくれます。

絵は基本的に目線の高さになるように飾りましょう。リビングや寝室、廊下などさまざまな壁を彩ってくれます。
飾る場所に合わせて、素材やカラーを選ぶようにしましょう。

観葉植物

開放的な空間をつくる

おしゃれにするためには、空間を広く見せることも大切です。見える床面が多いと広く見えるため、床に物をあまり置かないようにしましょう。鏡を置いて空間に奥行きを出すのも効果的です。その際、物が多く置かれている場所が鏡に映ると、雑然とした印象になります。したがって、窓や入り口など、スッキリとした場所を映すことがポイントです。

また、部屋の配色は、膨張色である白を多く使うと、広がりを感じやすくなります。家具を選ぶときには、高さがあるものより、ロータイプのアイテムがおすすめです。圧迫感のない、開放的な空間になるでしょう。

開放的な間取りの部屋

インテリアテイストの種類と特徴

おしゃれな部屋にするためのイメージを持ちやすいように、いくつかのインテリアテイストについて紹介します。それぞれの特徴や、コーディネートする際のポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

ブルックリンスタイル

ブルックリンスタイルとは、アメリカ・ニューヨークの工業地区だったブルックリンを発祥とするスタイルです。工場や倉庫を改造したような、無骨でラフな印象を持たせるのが部屋作りのポイントです。コーディネートする際は、ブルックリンにある古いアパートをイメージさせるようなレンガやヴィンテージのインテリアを取り入れると雰囲気が出ます。

実際にブルックリンスタイルの部屋にリノベーションした事例をチェックしたい方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。

ヴィンテージ風のインテリア小物

インダストリアルスタイル

インダストリアルは工業的という意味で、海外の古い工場のような雰囲気を味わえるインテリアテイストです。スチールやアイアンなど、工場をイメージさせる無機質な家具や小物を取り入れるとよいでしょう。ヴィンテージ感のある木材やレザーもおすすめの素材です。

壁や天井は躯体現しによって、コンクリートや配管をむき出しの状態にすると、より雰囲気が出ます。
配色はブラックやグレーといった暗めの色や、アースカラーにするとよいでしょう。インダストリアルスタイルの落ち着いた雰囲気を演出しやすいです。

インダストリアルな雰囲気の部屋

北欧スタイル

北欧スタイルは、フィンランドやスウェーデンなど北欧諸国が発祥の、シンプルながらも温かな雰囲気のインテリアテイストです。北欧スタイルにするには、ホワイトやベージュなどの落ち着きのある色を部屋のベースカラーとして選びましょう。そこにパステルカラーやビビッドカラーを取り入れると北欧らしい雰囲気が出ます。

また、家具は「オーク」や「チーク」などの木材を使った、丸みのあるデザインのものがおすすめ。「マリメッコ」など北欧発祥ブランドのファブリックを取り入れるのも良いでしょう。

北欧インテリアの部屋

西海岸スタイル

西海岸スタイルは、アメリカ・カリフォルニア州の海辺の雰囲気を再現したインテリアテイストです。そのため、ビーチ沿いの爽やかで開放的な空間を演出するのがポイントだといえます。テーマカラーには広い空や海をイメージした青色や白色をセレクトするとよいでしょう。家具や小物は、ナチュラルな木材やガラスを使用したアイテムがおすすめ。使い古されたような素材感を取り入れると、ビーチ沿いのラフな雰囲気を演出しやすくなります。

西海岸風の部屋

アジアンスタイル

アジアンスタイルは、バリやモルディブ、セブなど、アジアにあるリゾート地のような空間をイメージしたインテリアテイストです。非日常的な雰囲気を楽しめるように、コーディネートしていきましょう。ラタンや木などの自然素材を使った家具やインテリア小物を置くと雰囲気が出ます。

また、リゾート地で過ごしているときのような、開放感の感じられるレイアウトにしてみましょう。例えば、背の低い家具を配置すると、部屋が広く感じられます。
アレカヤシやパキラといった、背が高めのリゾート気分を楽しめるような観葉植物を置くのも良いでしょう。さらにアジアンリゾートな雰囲気を演出できます。

和モダンテイスト

和モダンとは、伝統的な「和」の風合いに現代風のモダンスタイルを合わせた、シンプルながらも洗練されたインテリアテイストです。雰囲気を出すためには、和紙や竹、籐(とう)などのアイテムを取り入れてみましょう。部屋の仕切りに障子を使うのもおすすめです。

また、モダン要素を取り入れるためには、テーブルやソファなど洋風テイストのインテリアをバランスよく配置しましょう。テーブルは木材を使用したものを。ソファは自然素材を使用した、座面の高さが低めのものを選ぶのがおすすめです。

和モダンな部屋

ホテルライクインテリア

ホテルライクインテリアとは、ホテルのような非日常的で高級感のある空間を再現したインテリアテイストです。まずは、イメージするホテルタイプの部屋のように配色を統一してみましょう。例えば、ビーチ沿いのホテルをイメージした部屋の場合はブルーやホワイトをメインに。夕日が美しいリゾートホテル風にするなら、レッドやオレンジをメインに配色するといった方法もあります。

サイドテーブルや間接照明などを設置したりすると、より雰囲気が出ます。また、家具は上質感のあるものを選ぶとよいでしょう。「見せない収納」で生活感を出さないことも大切なポイントです。

 

ホテルライクインテリアの部屋

おしゃれな部屋をリノベーションで実現した事例

中古物件でリノベーションを行えば、新築よりも手が届きやすい金額で、賃貸よりおしゃれに、自分らしい暮らしを手に入れられます。以下にて、中古物件をリノベーションした事例をインテリアテイスト別に紹介するので、参考にしてみてください。

こだわりを詰め込んだアジアンスタイルの部屋

アジアンスタイルの部屋

「友達を呼べる居酒屋のような心地よい空間」をコンセプトにリノベーションした、こちらのおうち。ナラ材のフローリングにマッチした、アジアンテイストのインテリア小物が目を引きます。

対面式のキッチンにはカウンターを設置。しゃれた居酒屋のような雰囲気で、ゲストとの会話を楽しめるようにしました。カウンターの端には、ゲストがすぐに手を洗えるようにと洗面スペースを配置。幾何学模様のタイルが非日常的な空間を作り出しています。

インダストリアルなかっこいい部屋

インダストリアルな雰囲気の部屋

愛犬と暮らすマイホームを求め「中古購入+リノベーション」という選択をされた、ひとり暮らしの女性。LDKの主役となるキッチンは、ヴィンテージ感のある木目とアイアンフレームのかっこいいデザイン。寝室奥の壁には、ヘリンボーン柄のクロスを貼りアクセントに。寝室を囲む壁は天井まで届かない高さにし、室内窓を設置することで、開放感のある空間に仕上がりました。

白を基調とした柔らかな雰囲気の部屋

白を基調とした部屋

窓から差し込む日差しと白を基調とした空間が、やわらかな印象を与える、こちらのおうち。壁と天井は白い塗装で仕上げ、床はホワイトオークのフローリングにすることで、明るいトーンの部屋になりました。

また、キッチンにはブリックタイル、インナーテラスにはヘキサゴンタイルを使い、単調なデザインにならないよう工夫されています。リノベーション後は、部屋にグリーンを置くようになったそうで、ナチュラルな白い空間をやさしく彩っています。

サードウェーブ系ショップをイメージした部屋

サードウェーブ系ショップをイメージした部屋

最後にご紹介するのは、サードウェーブ系ショップを思わせるこちらのおうち。仕事場としても使える、自分好みの住まいにしたいとリノベーションされました。

躯体あらわしの天井、ヘリンボーンの床、アイアンの家具などが、スタイリッシュで上質な雰囲気を作り出しています。寝室はブラインドと室内窓付き扉によって、閉じられる仕様に。オンオフの切り替えがしやすく、1LDKの空間を仕事場としても使いやすくしました。

2,000点以上の家具を取り扱うエアリゾームインテリアですが、この記事ではエアリゾームインテリアオリジナル家具を中心にご紹介します。

北欧テイストの家具が多いので、北欧スタイルのお部屋に憧れがある方には最適です。

オリジナル家具のデザインは素晴らしく、個人的な意見ですが「もっと人気が出てはいいのでは?」と感じてしまいます。