お得サイト » Blog Archive » ラディ クール
季節が進むに連れて、朝晩を中心に冷え込みが強まってきました。
これからの時期、冷え込んだ朝や夜を表現するとき、「放射冷却によって気温が下がり」などという解説をよく耳にします。今回は、詳しいメカニズムをご紹介します。

夜は地球の熱が宇宙へ逃げていく

box0

地球は日々太陽の光を受けています。冷え切った宇宙の中で地球が暖かいのは、太陽光線を吸収することで熱を得ているからです。
一方で、地球は赤外線と呼ばれる目に見えない光として、熱を宇宙空間へと放出しています。
太陽光線を受け続けても地球が熱くなりすぎないのは、降り注ぐ太陽光線と地球全体から放出される赤外線とのバランスが保たれているからです。昼間は地球から出ていく熱よりも太陽から受ける光のほうが強いため、地表は温められます。
逆に、夜は太陽光線はなくなるのに対し、地球からは赤外線として熱が放出され続けるために地表は冷えていきます。

このように、地表面から熱が放出されて冷えることを放射冷却と言います。
放射冷却は冷え込んだ朝に限らず起きていて、それが顕著にあらわれたかどうかが気温の低下に影響しているのです。

雲は布団の役目を果たす

放射冷却は、太陽から受ける熱が地球から出る熱を下回れば起きますが、なぜ冷え込む時とそうではない時があるのでしょうか。

その原因のひとつは「雲」の存在です。
放射冷却は、晴れて雲がない時に顕著に起こります。

box2

雲がある場合は、地表面からの赤外線をいったん雲が吸収し、その一部を再び地表面に向かって放出します。
つまり地球から出ていくはずの熱を跳ね返す形になり、その結果、気温の低下が妨げられるのです。雲が布団の役目を果たしていると言えるでしょう。
一方、晴れていると地表の熱は雲に邪魔されることなく上空へどんどんと逃げていきます。このため晴れた日は冷え込みやすいのです。また、冷え込む条件はほかにもいくつかあり、「空気が乾いていること」、「風が弱いこと」などが挙げられます。
空気が湿っている、つまり水蒸気が多いと、水蒸気が雲と同じような役目となり、冷え込みを弱めます。
そして風が強いと、地面付近の冷えた空気が上にある暖かい空気と混ざり合うために、これも気温の低下を妨げます。

ラディクールの冷える仕組みやその効果について

世界初の放射冷却素材【ラディクール】の
仕組みやその効果について調べています。

私は小さい頃からちょっと不思議な科学的なモノ。
たとえば磁石だとか、レンズだとかそんな物が
大好きな子供でした。

それは50年経った今でも、その性格は変わらずに
相変わらず変な物に興味を持ってしまいます。

放射冷却素材【ラディクール】ってなんだ?

放射冷却素材【ラディクール】とはメタマテリアル技術という
ナノテクを駆使して作られた素材を用いて、太陽の熱を反射するだけでなく
遥か宇宙空間まで放出してしまうという、とってもすごいアイテムなんです。

ラディクールの放射冷却の仕組み

太陽の光を反射するだけなら鏡のようなもので十分じゃないの?

そう思われてしまいそうですが、夏場の暑い時期に地面や建物などの熱が
夜になっても冷えないのはどうしてだと思います?

その理由は地球上の大気が熱を吸収して閉じ込めてしまうからです。

ラディクールの優れている点は、反射する太陽光を大気に吸収されにくい
波長の電磁波に変えて放出できるということです。

■ラディクールの実力は?

Radi-Cool放射冷却製品開発担当者の楊栄貴氏によると

仮にRadi-Coolのフィルム40㎡ 分を建物に貼ったとするなら
それは1台の空調設備に相当する効果があり

反射材、断熱材との比較テストではラディクールの
フィルムを貼ったものだけが大気の温度と比較して

10℃ほど低くなったという結果も出ています。

2019年6月に行われたラディクールジャパンの
会社発表会でそう述べています。