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「オンラインショップって聞いたことあるけど、実際なんのことかはよくわからない…」

と思っている方。

オンラインショップは、インターネット上でモノやサービスを売るウェブサイトのことです。オンラインショップを活用することで、効率よく商品やサービスを販売することができます。

とはいえ、具体的にオンラインショップがどのようなものかはわかりづらいですよね。

そこでこの記事では、

  • そもそもオンラインショップとは
  • オンラインショップ、ネットショップ、ECサイトとの違い
  • オンラインショップのメリットとデメリット、実店舗との違い
  • オンラインショップ運営に必要な業務5つ
  • オンラインショップ事例3選

の順に、オンラインショップについてお伝えします。

オンラインショップというと複雑な仕組みに思えますが、概要をおさえることは難しくありません。

まずはこの記事でざっくりとオンラインショップについて知っていきましょう!

オンラインショップとは「インターネット上でモノやサービスを売るウェブサイト」

オンラインショップとは「インターネット上でモノやサービスを売るウェブサイト」のことです。

たとえば、世界的なシェアを持つオンラインショップ「Amazon」。Amazonでは、本から日用品までありとあらゆるものをインターネットを介して買うことが可能です。

もちろんAmazonのような大きなオンラインショップだけでなく、パソコンやスマートフォンを通してモノやサービスを買うことのできるウェブサイトは、すべてオンラインショップと呼びます。インターネットの広まりとともに、オンラインショップは私たちの生活に自然と溶け込み始めているのです。

経済産業省が2018年4月に発表した「電子商取引に関する市場調査の結果」によると、2017年のBtoC-EC市場(企業が個人に対してインターネット上で商品やサービスを販売する市場)は、16兆5,054億円(前年比9.1%増)に増加しました。EC市場は年々その規模を大きくしており、すでに多くの企業は自社のオンラインショップを持っています。

EC市場について詳しくは、「【業界別分析】日本のEC市場規模とEC化率はこれからも伸びる?」をご一読ください。

オンラインショップ、ネットショップ、ECサイトとの違い

オンラインショップと同じように「ネットショップ」「ECサイト」という呼び方をすることがありますが、これらはすべて同じく「インターネット上でモノやサービスを売るウェブサイト」を指します。

インターネットでそれぞれの呼び方を検索してみると、

  • オンラインショップで検索:ショッピングサイトが多くヒット
  • ネットショップ、ECサイトで検索:制作者や運営者向けのハウツーサイトが多くヒット

しました。このことから、傾向として

  • オンラインショップ:消費者の目線で使われやすい呼び方
  • ネットショップ、ECサイト:運営者の目線で使われやすい呼び方

と言えます。

次は、オンラインショップのメリットとデメリット、実店舗との違いについてお伝えします。

オンラインショップのメリットとデメリット、実店舗との違い

オンラインショップを理解するには、メリットとデメリット、実店舗との違いをおさえておくことが必要です。

オンラインショップのメリット

オンラインショップのメリットは3つです。

  1. 販売エリアが広がる
  2. 開店コストが低い
  3. 営業時間を気にしなくて良い

ひとつずつ解説します。

1. 販売エリアが広がる

1つ目のメリットは、販売エリアが広がることです。

オンラインショップはインターネットがつながっているところであれば、どこでも商品を販売することができます。販売エリアが広がることで、実店舗で販売するのに比べて、圧倒的に多くのお客さまを相手に商売することが可能です。

2. 開店コストが低い

2つ目のメリットが、開店コストが低いことです。

オンラインショップを営業するのにかかる費用は主に、

  • サイトの開設費用
  • サイトの維持費用

の2つ。いずれも無料で行えるサービスがあり、開店コストをかけたくない方にとっては大きなメリットです。

3. 営業時間を気にしなくて良い

3つ目のメリットが、営業時間を気にしなくて良いことです。

オンラインショップは、ウェブサイト上で注文を受け付けるため、店員がお客さまの対応をする必要がありません。そのため、営業時間というものを考えなくてよく、お客さまの好きな時間にいつでも買い物ができるところが強みです。

オンラインショップのデメリット

オンラインショップのデメリットは3つです。

  1. 集客が難しい
  2. 価格競争に巻き込まれやすい
  3. お客さまとの接点を作りづらい

ひとつずつお伝えしますね。

1. 集客が難しい

1つ目のデメリットは、集客が難しいことです。

お客さまにオンラインショップで買い物をしてもらうには、まずは自社のサイトを見つけてもらう必要があります。

通りを歩いていれば目に入る実店舗と違い、オンラインショップはただ開設しただけではお客さまの目にとまりません。お客さまの目にとまらなければ、売上を上げることは難しいでしょう。

お客様の目にとまるECサイトにするためにはSEOという考え方が必要です。詳しくは「SEOは小手先のテクニックではない!充実したコンテンツがすべて」をご一読ください。

2. 価格競争に巻き込まれやすい

2つ目のデメリットは、価格競争に巻き込まれやすいことです。

オンラインショップでは、商品の検索や条件を付けての並び替えがカンタンにできます。ユーザーにとっては便利な機能ですが、値段の安さが購入の決め手になりやすいのが難点です。

3. お客さまとの接点を作りづらい

3つ目のデメリットは、お客さまとの接点を作りづらいことです。

お客さまのと直接コミュニケーションの取れないオンラインショップはお客さまとの接点を作りづらく、長期的な関係性をつくるうえでハードルが上がります。

そのため、オンラインショップではメルマガ配信や、誕生日の割引クーポンなど、接点を作るためのさまざまな工夫が必要です。

オンラインショップと実店舗との違い

オンラインショップと実店舗では、以下の点において違いがあります。

実店舗 オンラインショップ
営業時間 決められた営業時間のみ いつでもOK
接客 必要 不要
商品の運搬 お客さま自身が持ち帰る 配送する
商品の詳しい情報 手にとって見る、試着・試飲する 写真や説明文から判断する
商品に対する質問 店員に聞く メールや電話で問い合わせる
店への信頼度 実店舗があるので信頼しやすい 初めて利用するときは不安
開店コスト 土地の確保、内装や外装、各種インフラの整備など、まとまった資金が必要 サイトの開設にかかるコストのみ
店舗維持コスト 家賃、人件費、水道光熱費など サーバー代や決済手数料代など
販促費 チラシ、雑誌掲載など(通りがかりの来店もあり) 通りがかりの来店がないため、インターネット上での集客が必要

インターネットの特性からさまざまなコストを下げることができますが、実際に顔が見えない分、集客したり、信頼関係をつくったりする点において難しさがあります。

次は、オンラインショップの運営に必要な業務についてお伝えしますね。

オンラインショップ運営に必要な業務5つ

オンラインショップ運営に必要な業務は、

  1. 商品の企画
  2. 商品の管理
  3. サポート管理
  4. サイトの管理
  5. マーケティング業務

の5つです。

ひとつずつ説明しますね。

1. 商品の企画

1つ目の業務は、商品の企画です。

オンラインショップでは、当然ながら商品を仕入れなければ販売するものがありません。自社で企画した商品やオリジナル商品を販売するオンラインショップ以外は、取り扱う商品のコンセプト、種類や量、仕入れ先が売上に大きく影響します。

2. 商品の管理

2つ目の業務は、商品の管理です。

商品の管理は主に

  • 仕入れ、在庫管理
  • 注文管理

の2つがあります。

仕入れ、在庫管理

機会損失が生じないように在庫が不足しないための管理をする一方で、在庫が多くなり過ぎないようバランスを調整する業務です。

注文管理

サイトや電話、FAXの注文を受けて行う、入金や販売の管理業務です。販売の管理には、請求書の作成および送付、出荷、出荷漏れの確認などの業務があります。

3. サポート管理

3つ目の業務は、サポート管理です。

サポート管理は、顧客からの問い合わせやクレームの対応を行なう業務です。ECサイトでは、実際の店舗とは異なり対面での対応が行えないため、対応の難易度が高まります。

特に、どのような問い合わせやクレームが来ているかを把握しやすい環境を整え、スピーディーに対応できるかが重要です。

顧客満足度を向上させるチャンスでもありますので、チャットツールの活用やAIチャットボットの導入が進んでいる分野でもあります。

 

4. サイトの管理

4つ目の業務は、サイトの管理です。

サイトの管理には主に

  • 情報登録
  • システムの保守・管理

の2つに分かれます。

情報登録

情報登録は、商品の説明や写真をサイト上に掲載する業務です。オンラインショップでは、実際に商品を手に取ることができないため、正確かつ魅力的な情報登録が求められます。

「ささげ」業務とも呼ばれ、商品についてどれだけ具体的なイメージを持ってもらうかが重要なポイントとなります。

 

システムの保守・管理

システムの保守・管理は、オンラインショップを安定して運営するための業務です。トラブルや、急なアクセス増加にも対応できるよう、インフラの設計や管理を行います。オンラインショップにアクセスできない時間が発生することは売上の減少に直結するため、とても重要な業務です。

5. マーケティング業務

5つ目の業務は、マーケティング業務です。

マーケティング業務には

  • サイトへの集客
  • サイトの改善、
  • 顧客の分析
  • キャンペーンの企画

などがあります。オンラインショップの運営を行う上で「どうすればより売上をアップすることができるか」を考える業務です。

ここまで、オンラインショップ運営に必要な業務を5つお伝えしました。次は、さまざまな工夫を用いて成功したオンラインショップを3つご紹介しますね。

オンラインショップ成功事例3選

ここでは、オンラインショップの成功事例を3つご紹介します。

  1. コンテンツマーケティングでファンをつくる「北欧、暮らしの道具店」
  2. 動画を使っておもちゃの魅力を伝える「ボーネルンド」
  3. メールのほかにも手厚いフォローを行う「we」

1. コンテンツマーケティングでファンをつくる「北欧、暮らしの道具店」

「北欧、暮らしの道具店」は、日常の暮らしで使う北欧の雑貨を販売するオンラインショップで、コンテンツマーケティングの成功例としてよく紹介されています。

コンテンツマーケティングのポイントは、

  • 商品の説明だけでなく、シチュエーションが丁寧に説明されている
  • 多くの特集(読みもの)が用意されている

点です。

「北欧、暮らしの道具店」は、スタッフが商品を使う様子や、暮らし方の提案をコンテンツにし、サイトそのものをメディアにすることで多くのファンを獲得しました。

 

「ボーネルンド」は、世界中のさまざまなおもちゃを販売するお店です。

オンラインショップでは、ひと目ではどうやって遊ぶのかわからないおもちゃの遊び方を、動画を使って伝えています。実際に手に取ることができないオンラインショップの弱みを、動画を使うことでうまく解消しました。

動画は今後、「動画コマース」として注目の分野でもあります。ぜひ「動画コマースとは?ライブコマースと違う?【徹底解説】」もご覧ください。

 

 

3. メールのほかにも手厚いフォローを行う「we」

「we」は、犬と暮らす人をターゲットにしたインテリアショップです。

このお店では、購入してもらったお客さまに対してフォローメールを送るだけでなく、感想や写真を寄せてくれた人にノベルティを送るなどしています。写真が掲載された人の中から大賞を選びホームページにアップするなど、ネットだけで完結するのではなく、リアルでの活動も仕組みに入れることで支持を得ました。

オンラインショップをうまく活用して売上アップを!

ここまで、オンラインショップとはどのようなものかをお伝えしました。

オンラインショップの呼び方は他にも「ネットショップ」や「ECサイト」などがありますが、どれも同じく「インターネット上でモノやサービスを売るウェブサイト」を指します。

呼び方の傾向として

  • オンラインショップ:消費者の目線でよく使われる呼び方
  • ネットショップ、ECサイト:運営者の目線でよく使われる呼び方

があることをお伝えしました。

オンラインショップのメリットとデメリットは、それぞれ3つずつです。

【オンラインショップのメリット】

  1. 販売エリアが広がる
  2. 開店コストが低い
  3. 営業時間を気にしなくて良い

【オンラインショップのデメリット】

  1. 集客が難しい
  2. 価格競争に巻き込まれやすい
  3. お客さまとの接点を作りづらい

オンラインショップは、インターネットの特性からさまざまなコストを下げることができますが、集客したり、信頼関係をつくったりする点において難しさがあります。

実際にオンラインショップを運営する場合は、

  1. 商品の企画
  2. 商品の管理
  3. サポート管理
  4. サイトの管理
  5. マーケティング業務

これら5つの業務について理解を深めておきましょう。

オンラインショップは、インターネットの広まりにともない年々増加しています。オンラインショップをうまく活用すれば、実店舗よりも効率よく商品やサービスを販売することが可能です。

また、オンラインショップと実店舗を連携させたオムニチャネルを行うこともできます。

まずは、成功しているオンラインショップを参考にすることからはじめましょう!

「au PAY マーケット」とは?

KDDIグループのauコマース&ライフが運営するモール型のネットショップです。

auユーザーとの親和性が高く、auの携帯料金支払いで貯まったポイントをこのモールで消費する人が多いのも特徴です。

また、最近はpontaポイントが導入されたので、pontaポイントを使ってお買い物することもできます。

モールを検索するときは、「au PAY マーケット」の「マーケット」まで入れないとQR決済サービスの「au PAY」がひっかかるため、注意が必要です。

なお、auユーザーでなくても利用することが可能です。

「au PAY マーケット」と「au Wowma!」の違いについて

auが運営するモールは、以前は「ビッダーズ」、その後は「au Wowma!」という名称で運営されていました。

2020年になり、auが、auの決済およびコマースサービスを「au PAY」ブランドを冠したサービス名称へ変更することにしたため、2020年5月に「au Wowma!」から「au PAY マーケット」に名称を変更されました。

また、ポイント名も「au WALLETポイント」から「Pontaポイント」に変更となりました。

これによりローソンやビックカメラなど、他社でもポイントを貯めたり使うことができるようになったため、より使いやすくなりました。

サイトの使いやすさについて

サイトデザインは親会社が携帯会社なだけあり、圧倒的にスマホ寄りのデザインとなっています。

PCサイトもありますが、スマホの方が使いやすいモールです。

また専用のアプリもあり、24時間セールやポイント交換、タイムライン通知など、買い物がやしやすい仕様になっています。

セールについて

「au PAY マーケット」では2020年現在、主に下記のセールが実施されています。

24時間セール

毎日行われている24時間限定のセールです。

三太郎の日

毎月3日、13日、23日に行われるイベントです。

「auスマートパスプレミアム会員」様に限り、ポイント最大20%還元されるイベントです。

BIGセール

年に2回ほど開催される大型のセールです。

キャンペーン内容として

  • 購入金額に応じたクーポン配布
  • エントリーでポイントアップ

などが実施されています。

ポイントの還元率が「還元祭」より高めに設定されています。

また、ショップにより追加でタイムセールや割引、ポイントアップされていることもあります。

セールをお得に知る方法

「au PAY マーケット」の専用アプリは、気になるお店をお気に入りに登録しておくと、アプリのタイムラインに通知が届くようになります。

また商品などもお気に入り登録しておくと、商品が値引きになったりポイントアップされたときに通知が届きます。