スーツのおすすめ!選び方は3大スタイルからが無難
スーツを買うべく量販店ほか、紳士服のショップに行った際、どんなタイプのスーツが似合うかを分かっていればいいのですが、感覚による好みはなかなか説明しにくいもの。
そんな時にスーツスタイルの基本が分かっていれば、店員さんにも伝えやすくなり、自分に合ったおすすめのスーツも見つけやすいことでしょう。
英・米・伊のスタイルからおすすめスーツを見つけよう
そこでまず、スーツのスタイルについて簡単に触れます。
スーツは、その成り立ちやデザインの違いなどから、以下の3つのスタイルが あります。
メンズスーツのおすすめスタイル1【ブリティッシュトラッド】
スーツの原型が誕生した英国のスタイルです。
一言で言えば重量感のあるスーツで、肩パッドや立体的な胸回りが特長のシルエットがカッチリした正統派のスーツといえます。
生地は、ごわついた感じでコシが強いのもブリティッシュトラッドならでは。
デザインの特長は、ジャケットのポケットのフリップが斜めになっているのと、右手側に2段ポケット(チェンジポケット)が付いていること。
さらにパンツもベルトレスだったりと、スーツの歴史がを感じられるのはブリティッシュトラッドならではでしょう。
こだわりのスーツとして一着は持っていたいスタイルといえます。
メンズスーツのおすすめスタイル2【アメリカントラッド】
出典:http://zarvewx.cocolog-nifty.com
ブリティッシュトラッドに、柔軟さを取り込んで着やすさを追求したスタイル。
肩パッドを薄くして、丸みを帯びた肩のシルエットのため、英国式に比べて柔らかな印象です。
一番の特長は、スーツを着た状態での動きやすさに重点を置いていること。
デスクワークや車の運転、電車のつり革につかまるといった多様な肩の動きがスムーズにできるような作りによる動きやすさから、体育会系に人気です。
因みに、スーツではありませんが、ボタンダウンシャツ発祥ブランドは米国です。
メンズスーツのおすすめスタイル3【イタリアンクラシコ】
気候の違いもあるのでしょうか、軽い着心地が最大の特長です。
その秘密はアンコン(アンコンストラクテド=unconstructed)仕立てにあります。
芯地やパッド、裏地などを排して体になじみやすくした作りが人気です。
そのほか、ジャケットの胸ポケットのフチがカーブしているバルカポケットや、袖口がフェイクでなくボタンで開閉できる本切羽となっているのが、英米モノとの違いです。
ただし、ジャケット自体に形がないので、太っていれば貫禄になりますが、瘦せていて肉付きが少ないと、体格が分かってしまうのが欠点です。